「病院で骨折と診断され、手術はせずに保存療法でいきましょうと言われたけれど、本当に安静にしているだけで元通り歩けるようになるの?」
「ギプスが外れた後、足が細くなって固まってしまわないか不安で仕方がない……」
今、この記事を読んでいるあなたは、そんな「先が見えない不安」を抱えているのではないでしょうか。実は、保存療法において「ただ安静にしているだけ」は、回復を遅らせる大きな落とし穴になりかねません。理学療法士の視点から、後悔しないためのリハビリの真実をお伝えします。
執筆者:整体&リハビリサロンCORAL 院長(理学療法士)
病院での急性期・回復期リハビリに長年従事。これまでに延べ数千件以上の骨折・スポーツ外傷の保存療法後リハビリに携わってきた経験に基づき、医学的根拠と現場のリアルを融合させた情報をお届けします。
保存療法とは「放置」ではない。リハビリの開始時期が未来を分ける
保存療法とは、手術を行わずにギプスや装具で患部を固定し、人間が本来持っている「自然治癒力」で治す方法です。しかし、ここで多くの方が勘違いしてしまうのが「骨がくっつくまで動かしてはいけない」という思い込みです。
当サロンに来られる患者様の中には、病院の指示通り数週間じっと安静にしていた結果、「骨は付いたが、関節がカチカチに固まって歩けなくなった」「筋力が落ちて、階段の上り下りができなくなった」と泣きつかれる方が後を絶ちません。これを医学用語で「廃用症候群(はいようしょうこうぐん)」と呼びます。
【経験から言えること】「安静」の影に隠れた二次被害
私の10年以上の臨床経験上、保存療法が成功するかどうかは、固定期間中から「動かせる場所をいかに適切に動かしていたか」で決まります。一度固まってしまった関節を元に戻すには、固まるのを防ぐリハビリの3倍以上の時間と痛みが伴います。だからこそ、「今」何をするかが重要なのです。
理学療法士が教える、フェーズ別リハビリの正解
保存療法の過程は大きく2つのステップに分かれます。それぞれの段階で、プロが重視するポイントを解説します。
1. 固定期(ギプス中):筋肉を落とさないための「秘密の運動」
患部は動かせなくても、周囲の筋肉に力を入れることは可能です。これを等尺性(とうしゃくせい)運動と呼びます。
- タオルギャザー:足首を固定していても、足の指をグーパーと動かすだけで、ふくらはぎの深層にある筋肉の衰えを防ぎ、血流を促進します。
- お尻の引き締め:寝たままお尻の穴を締めるように力を入れるだけで、歩行に必要な骨盤周りの筋力を維持できます。
2. 固定除去後(リハビリ本格期):左右のバランスを取り戻す
ギプスが外れた直後は、患部に体重をかける恐怖心があります。当サロンでは、単に筋トレをするのではなく、「左右均等に体重を乗せる感覚」を取り戻す訓練を最優先します。これができないまま歩き始めると、膝や腰に負担がかかり、新たな痛みを生む原因になるからです。
なぜ、病院ではなく「リハビリサロンCORAL」が選ばれるのか
通常、病院でのリハビリには「期限(日数制限)」があります。しかし、保存療法後の本当の戦いは、病院でのリハビリが終わった後に始まることも少なくありません。
「リハビリ期限が切れてしまったが、まだ以前のように走れない」
「1対1でじっくり、自分のペースに合わせたメニューを組んでほしい」
当サロンでは、理学療法士の国家資格を持つセラピストが、医学的知見に基づいたマンツーマンのサポートを提供します。当サロンを利用される方の多くは、週2回の来院と、ご自宅での1日5分の専用メニューを組み合わせることで、平均3ヶ月で「杖なしで趣味の旅行に行けるまで」に回復されています。
まとめ:あなたの「歩きたい」という気持ちを諦めない
保存療法は、適切なリハビリさえ行えば、体への負担を最小限に抑えて回復できる素晴らしい選択肢です。しかし、その成功には「正しい知識」と「継続的な努力」が不可欠です。
もし今、あなたが「このまま安静にしているだけでいいの?」と少しでも不安を感じているなら、その直感は正しいかもしれません。後回しにせず、まずは専門家に相談してください。その一歩が、数年後のあなたの足の健康を支えます。
整体&リハビリサロンCORAL 院長
理学療法士として、厚生労働省の定めるリハビリテーションガイドラインに基づいた安全かつ効果的なプログラムを提供。「鈴鹿市から寝たきりゼロ」を掲げ、保存療法後の丁寧なリハビリテーションを通じて地域の皆様の生活の質向上に尽力しています。
「この痛み、いつまで続くの?」
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